『ホームページの更新は、どくのらいの頻度でやればいいですか?』というご質問をいただくことがあります。
『ブログと同じで、とにかく毎日記事を書けばいいんですよね?』とおっしゃる方もいらっしゃいます。
こんなふうに、ブログとホームページをごちゃごちゃに考えてしまっている方も少なくありません。
ブログはもともと、比較的自分のために書くものです。日記みたいなものですから。
もちろん、お仕事やご商売のためにブログを書いている方もたくさんいらっしゃいます。
ただその内容は、やはり日々の出来事とか、休業日のお知らせなどのように、『その日』について書いているものが大半です。
でも、ホームページというのは、特にお店や会社の場合、『お客さま』に見ていただくものとして、その内容やコンテンツを吟味して作成し、永続的に提示することを前提に公開しているものです。
ここの使いわけは、しっかりとやっていくことが大事です。
また、そもそも更新するのは何のためか?ということもあります。
よく言われるのは、検索エンジン対策で、更新をマメにやって評価(順位)をあげたいから、ということですが、特にホームページの場合、更新が頻繁であれば順位が上がると一概に言えるものでもありません。
お客さまにとって、プラスとなる記事やコンテンツがあって、それを書き加えていくならばよいですが、日常の雑多な出来事を書き加えていくら更新しても、検索エンジンは評価してはくれません。
むしろ、そのホームページが示している内容に統一感がなくなって、まとまりのない、無駄なページだらけになってしまい、全体的な順位を下げてしまう危険もあります。
グーグルの名言で、『それ、検索エンジンがなくてもやりますか?」という言葉があります。
検索エンジンで上位表示されたいから、という動機で更新したり、ページを増やすのではなく、たとえ検索エンジンがなかったとしても、お客さまへのサービスのために、この情報を発信したいとか、こういうことをお伝えしたい、という気持ちでやることが大事だということです。
それから、似たような記事ばかりでページボリュームを増やすことも、かえって類似ページが増えて、検索エンジンの評価を落とします。
そうした点を留意しつつ、ページ更新はまったく不要かといえば、やはり定期的にはしたほうがよい思います。
あくまで私の経験ですが、数か月も放置してしまうと、若干順位が下がってしまうことが何度かありました。
ですので、むやみに更新する必要はないものの、定期的に記事内容を追加修正しつつ、コンテンツのクオリティを保つといことが大事なのだと思います。